コレゾーの冒険通信

古来よりドラゴンクエストと海は密接な関係を保ってきた。

シリーズでは２以降に乗り物として船が登場し、それまで陸を歩くしかなかった主人公たちが海を渡る手段として活躍する。

船は大体の作品で物語が中盤に差し掛かろうかというところで登場し、海が渡れるようになり一気にいける範囲が広くなる。専用のBGMもあってか、冒険へのワクワク感が最高潮に達するのである。

ドラクエ１０で船と海が出たのはどのタイミングだったかな？

結構おいしいタイミングだったよね。

というわけで、世界は広い。そして海も広いのだ。

で、海といえばやっぱりマリンちゃんだと思うんですよ（唐突）。

皆さん、もちろん知ってますよね？

国民的遊技機であるパチンコ海物語シリーズに登場するマリンちゃん！（※１）

貴方も見たことがあるでしょう！

パチンコ屋の前で道行く人の動線に触れない程度に…いや、むしろ若干触れてて邪魔な通報スレスレのラインまで歩道に出張っておかれている立て看板やのぼりに大概描かれている彼女のイラストを！

つまり、道行く人がパチンコ屋の前を通るたびにマリンちゃんのイラストを目にするわけですよ。

これはもはや老若男女誰でも知っている存在であり、AKBや橋本環奈に嵐やEXILEをも超越した日本のスーパー国民的アイドルといっても過言ではありますまい。

そんなマリンちゃんの海物語ですけれども、今回話したいのはこいつのことじゃあねえんだ。

最近のDQXってばバージョン５で初めからバージョン１～４をすっ飛ばす事ができるようになったり、面倒くさくて不満が爆発していた宝珠システムの大改訂が（※２）行われたりと、ちょっぴりリッキー時代を思い出したかのようなアグレッシヴさが出てきてるじゃないですか？

マイナス修正が連発されたりして閉塞感で満たされると、ゲームが楽しめなくなってオンラインから離れていく人も多くなっちゃいますからね！毎バージョンアップごとの適度なアグレッシヴさって大事だと思うんですよ！

というわけで今回はドラクエ１０スタッフにアグレッシヴさを学んでいただく為（※３）、広大な海をモチーフにしたうってつけの逸材を紹介したいと思います！

ドン！

広大な海を感じるパチスロ機、マリーンバトルさんです。２０００年発売。開発元は瑞穂製作所。

わーわーわー！

レギュラーなしでビッグ一発６５０枚近く取れるというアグレッシヴさもさることながら、ドットや液晶も無いのに演出がアグレッシヴ。

（演出発展）

「発見！」

「味方です」

バシューーーーーーーーーーンドドーンドドーン

「どっちだ？」

「撃沈だー！！」

…ええっ！？

味方なのに撃って確定するの？！

一説によるとこの演出は初版の改良版で、プレステ２のゲームにしか収録されていなくてホールでは出回っていないという話だけどもこまけえことはいいんだよ。マリーンバトルってマイナーだったのか自分はホールで見たことがないしさ（笑）。

まぁそんなこんなで色んな失笑を買ったマリーンバトルですが、販売元のユニバーサル（※４）はなぜかこの版権を諦めてなかったんだよね。

どういうことかというと、誰もが忘れ去っていた６年後の２００６年、突如５号機「モエる　まりんバトる」として復活しちゃたんだ！

往年のマリーンバトルのファンも、そうでない人も、等しく皆こういう風に思ったさ！

イッツアグレッシヴ！！

歴史的萌えスロ「ツインエンジェル」の初代が２００６年１０月に出たその２か月後の２００６年１２月。

慌てて追っかけるようにして販売されたこの「モエる　まりんバトる」（※５）。

ひらがなとカタカナが混じっているタイトルのユルさもさることながら、「まりんバトる」って「マリーンバトル」から長音符取っ払って名前変えちゃってるし、しかもわざわざタイトルをひらがなで「まりん（バトる）」って言ってるもんだから、きっとこのパネルと画面に描かれている主人公らしき人物が「まりん」って名前なんだろうなって思ってたら「ユーリ」っていう名前らしい。なんなんだ！！！

ちなみにこの時期は筆者が個人的に一番パチスロを打っていた期間で、この頃のパチスロ情報はかなりディープなところまで仕入れていたけども、「モエる　まりんバトる」は超絶マイナー＆変態仕様すぎて自分がいける範囲にはどこにも導入されなかった。島根県の片隅でガオガオフェスティバルやホークIII、ユニバ系でいえば電撃フランケンや格闘激戦区ですらそこそこ打ち込んだというこの自分が見る事すら叶わなかった台だ（※６）。

数少ないであろう導入したお店でもBIG中にRTを延命させるプチ攻略法のような打ち方が判明し、短命で撤去となったそうな。完全にメーカーの実験台だよ！アグレッシヴだね！

で、この「もえバト」でてけとーな記事を一本書こうかなと思いついてから知った事なんだけれども、この台の声優さんが最近動画配信サイトだかSNSだかで色々とネガディヴにアグレッシヴな出来事があったらしい。

………。

まぁ、でもDQXではそんなことは…初心者大使…うっ、頭が…。（※７）

と、ネガティヴなアグレッシヴさは求めませんけれども、宝珠改定のようなうれしいアグレッシヴさをこれからもDQXに期待しますネ！

まずは魔塔の改訂とか楽しみですね！

とりあえずまりんバトるの主題歌は嫌なことを吹っ飛ばせるアグレッシヴさだ！

アバンギャルドに聴いとこうぜ！！

レッツアグレッシヴ！！

【とどのつまり】　（↓クリックorタップでめくれます↓

～～オマケ・どうでもいい注釈～～

※１　パチンコ海物語シリーズに登場するマリンちゃん

筆者の実家がある島根県浜田市には、マリン大橋というなけなしの税金を投入して作ったしょうもない橋がある。

こんな名前でしかも自〇者が時々出る為、海物語にやられて少しでもマリンちゃんを感じるために橋から飛び降りたなんて笑えない冗談も地元ではまことしめやかに言われていた。

※２　宝珠システムの大改訂

※３　ドラクエ１０スタッフにアグレッシヴさを学んでいただく為

余計なお世話だし、この文章がスタッフに見られることは絶対にない。

※４　ユニバーサル

この頃だとアルゼって言った方がわかる人がいるかもしれませんね。

プレステ２でもシャドウハーツシリーズで一世を風靡しました。

※５　「モエる　まりんバトる」

ツインエンジェルが出て萌えスロなんて業界が言い出して慌てて付けたような名前でとっても恥ずかしい。

っていうか、「萌える」とか自分で言い切るなよ(笑)。

※６　ガオガオフェスティバルやホークIII

滅茶苦茶収支に貢献してくれたので狂おしいほど好き。ただ打ったってだけなら「お庭deドン!」とか、「革命戦士長州力」みたいなクソオブクソ台すら打ってます、私。

※7
筆禍を招くような話題は深く立ち入らない事が細く長くやってくコツです。このブログが長く続くのかは知らぬ。